名古屋の高校入試

名古屋の一部分の高校入試

【名古屋市を含む愛知県の理科の教科書会社が変わる?】理科の大単元をまとめて比べてみました

詳しいニュースは

 

 

令和4年度(2022年度)愛知県の中学校理科の教科書は下記の表のように採択されています。(人数は令和4年度の中学生の人数。)

教科書会社 地区 市区町村 人数
大日本図書 名古屋市 16区 50,552
尾張西部 江南市犬山市稲沢市一宮市岩倉市大口町扶桑町 21,534
西三河 岡崎市刈谷市安城市碧南市西尾市知立市高浜市幸田町 32,881
豊田・みよし 豊田市みよし市 13,997
東三河 豊橋市豊川市蒲郡市田原市新城市設楽町東栄町豊根村 20,757
  139,721
東京書籍 尾張東部 小牧市春日井市瀬戸市尾張旭市豊明市日進市清須市北名古屋市長久手市東郷町豊山町 30,958
海部 津島市愛西市弥富市あま市大治町蟹江町飛島村 8,801
  39,759
教育出版 知多 半田市常滑市東海市大府市知多市阿久比町東浦町武豊町南知多町美浜町 18,001

 

70%の中学生が大日本図書の理科の教科書を使っています。

次に教科書に載っている大単元の順番を並べてみました。

 

生物は緑字,地学は赤字,物理は青字,化学は黄字,その他は紫色にしてあります。

  大日本図書 東京書籍 学校図書 教育出版 啓林館
1年① 生物の世界
(植物・動物)
いろいろな生物とその共通点
(植物・動物)
動植物の分類
(植物・動物)
いろいろな生物とその共通点
(植物・動物)
いろいろな生物とその共通点
(植物・動物)
1年② 物質のすがた
(密度・気体・状態変化・水溶液)
身のまわりの物質
(密度・気体・水溶液・状態変化)
身のまわりの物質
(密度・水溶液・気体・状態変化)
身のまわりの物質
(密度・気体・水溶液・状態変化)
身のまわりの物質
(密度・気体・水溶液・状態変化)
1年③ 身近な物理現象
(光・音・力)
身のまわりの現象
(光・音・力)
身のまわりの現象
(光・音・力)
大地の成り立ちと変化
(地層・火山・地震
光・音・力による現象
1年④ 大地の変化
(火山・地震・地層)
大地の変化
(火山・地震・地層)
大地の活動
(火山・地震・地層)
光・音・力 活きている地球
地震・火山・地層)
2年① 学変化と原子・分子 化学変化と原子・分子 化学変化と原子・分子 化学変化と原子・分子 化学変化と原子・分子
2年② 生物の体のつくりとはたらき
(植物・動物)
生物のからだのつくりとはたらき
(植物・動物)
動植物の生きるしくみ
(植物・動物)
生物の体のつくりとはたらき
(植物・動物)
生物の体のつくりとはたらき
(植物・動物)
2年③  電流とその利用
(電流・磁界)
天気とその変化 電流とそのはたらき
(電流・磁界)
気象とその変化 地球の大気と天気の変化
2年④ 気象のしくみと天気の変化 電気の世界
(電流・磁界)
天気とその変化 電気の世界
(電流・磁界)
電流とその利用
(電流・磁界)
3年① 運動とエネルギー 化学変化とイオン 運動とエネルギー 化学変化とイオン 生命の連続性
(生殖・遺伝・進化)
3年② 生命のつながり
(生殖・遺伝・進化)
生命の連続性
(生殖・遺伝・進化)
生物どうしのつながり
(生殖・遺伝・進化・食物連鎖
生命の連続性
(生殖・遺伝・進化)
化学変化とイオン
3年③ 自然界のつながり
食物連鎖
運動とエネルギー 化学変化とイオン 地球と宇宙 運動とエネルギー
3年④ 化学変化とイオン 地球と宇宙 地球と宇宙 運動とエネルギー 宇宙を観る
3年⑤ 地球と宇宙 地球と私たちの未来のために
食物連鎖・自然環境・科学技術)
自然・科学技術と人間
(自然環境・科学技術)
自然環境や科学技術と私たちの未来
食物連鎖・自然環境・科学技術)
自然と人間
食物連鎖・自然環境・科学技術)
3年⑥ 地球の明るい未来のために
(自然環境・科学技術)
       

1・2年生はあまり違いはないけれど,受験期の3年生で大きく順番が違う。特に教育出版の場合,おそらく3年生の中で最も難しい単元である「運動とエネルギー」が最後の方にあるので,この単元を2学期の期末テストまでに入れるのは難しいから,入試に必要な2学期の内申(2023年から2学期の内申が入試の内申になっている)には組み入れられず,理科が得意な子には少し不利なのかなと思う。

 

これは予想だけれども教育大のからみで東京書籍または学校図書になるところが多いと勝手に予想しておきます。

それとも,何かの方法で大日本図書の教科書が使えるのかもしれないけれど・・・・